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相続登記の要点&流れを解説!!

相続登記手続きの流れ

相続登記は故人の不動産を法的に引き継ぐ重要な手続きです。
この記事では、登記の基本的な流れについて簡潔に解説します。
適切な相続登記で、不動産の価値を守り、将来のトラブルを避けることができます。

相続登記の必要性

相続登記は、故人の不動産を法的に相続人の名義に変更する手続きです。この登記により、不動産の所有権が相続人に切り替わることで、権利関係が明確になり、その不動産の利活用や売却などの処分も出来るようになります。逆に言えば、不動産の名義が、いつまでも故人名義のままだと、利活用や売却などの処分に差し障りがあるというわけです。

相続登記の流れ

1.不動産の確認
 故人が所有していた不動産と権利関係を確認します。
固定資産評価証明書や登記簿謄本を用いて、不動産の所在や権利関係をチェックし、遺産の全体像を把握します。

2.相続人の確認
相続人を特定するには、故人の出生から死亡までの戸籍謄本や相続人の戸籍抄本等を全て取り寄せ、法的な相続権を持つ人物を明確にします。
特にイレギュラーな相続(死後長時間経過している場合、代を超えて相続が連続している場合、兄弟間での相続など)の場合は、相続人の範囲が不明確である事が多く、事前の相続人調査が不可欠です。

3.遺産分割協議
遺産分割協議とは、相続人間で故人の財産を分配するための話し合いです。この協議を通じ、どの財産を誰が取得するかが決められます。この協議は、相続人全員による全会一致が原則です。

4.遺産分割協議書の作成
遺産分割協議の結果は、遺産分割協議書として文書化し、全相続人の署名と実印による捺印が必要です。なお、遺言書が存在する場合は、その内容に基づいて遺産分割が成立したこととなり、遺産分割協議は必要ありません。

5.法務局への申請手続
作成された遺産分割協議書を、申請書や戸籍謄本等と共に法務局に提出します。
提出された遺産分割協議書や申請書は、法律上の条件を全て満たしているか厳格にチェックされます。もし必要な要件を満たしていないと判断された場合、この申請は却下される可能性があります。そのため、遺産分割協議書の作成には細心の注意が必要です。

むすびに

この記事を通じて、相続登記の重要性と基本的な手続きをご紹介しましたが、実際のプロセスは非常に複雑であり、個々のケースによって異なる点が多くあります。特に法律の知識が必要な場面や、複雑な家族構成や不動産の状況に直面した際には、専門家である司法書士に相談することを強く推奨します。相続登記を適切に行うことで、遺産の価値を守ると共に、将来のトラブルを回避できます。相続登記には複雑な手続きも含まれているかもしれませんが、この記事がそのご理解とご準備に一役立てば幸いです。

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